英語の勉強は続けているのに、TOEICの点数が上がらない、そんな悩みを持つ人も多いと思います。
実際、英語力が急激に伸びることはまれで、誰でも伸び悩みに対処しながら少しずつスコアアップしていきます。
今日は点数が伸びない時に、ぜひ確認してもらいたい項目と、私が伸び悩みの時期を乗り切るために用いた方法をお伝えします。
目次
TOEICを解くのに十分な単語力はあるか
いくら必死にTOEICの問題に触れたところで、語彙が足りていなければリスニング、リーディング共に点を取ることはできません。
もしも語彙力が足りていないと感じるならば、ボキャビルにいそしみましょう。
基本的な文法知識が欠けていないか
基本的な文法知識が欠けていると、Part5(短文穴埋め問題)とPart6(長文穴埋め問題)で正解率が低くなりますし、Part7(長文読解)も正確に速く読むことができません。
TOEICのトータルスコアが800点未満ならば、まだ文法力に弱点があります。一度、自分の文法知識の欠けている部分を確認するのがいいでしょう。
長時間のリスニングに慣れているか
日本に住んでいる我々にとって(海外在住の人もいるかもしれませんが)、TOEICリスニング試験で約45分もの間、集中して英語を聞くという状況に慣れている人は少ないです。
TOEICは英語力だけでなく、スタミナ勝負の部分もありますから、疲れてくると集中して会話を聞けなくなり、解答リズムが崩れて正解率が下がります。
対策としては、Youtube等の英語動画を普段から視聴し、長時間の英語リスニングに耐えられるスタミナをつけます。
Youtubeには世界中から様々なカテゴリの動画がアップロードされています。英語学習の動画だけにこだわらす、自分の興味のある分野の英語動画を見まくると良いでしょう。
ずっと英語動画を見ていても、疲れなくなればしめたものです。
リーディングのスタミナ・スピードは充分か
リーディングのスタミナについて
リーディングのスタミナをつけるためには、やはり普段からある程度の長い英文を読む必要があります。
読書が苦にならない方は、英語の小説やビジネス書、ニュース記事などを読む習慣を付けましょう。英文を読むことに慣れ、長時間読んでいてもストレスを感じなくなるでしょう。
その場合のコツは、自分の英語力に合ったレベルのものを選ぶことです。いきなり難しい本や記事を読んでも理解できませんし、簡単すぎても飽きます。
理想を言えば、普段からTOEICレベルの難易度の英文を読むことです。ボクシングで言うと、本番と同レベルのスパーリング相手を選ぶ様な感じです。そうすればTOEIC本番の文章もある程度楽に読めるはずです。
リーディングのスピードについて
TOEICのリーディングはスタミナだけでなく、スピードも求められます。
TOEICリーディングセクションにおいて、一般に全ての問題を解ききるためには、1分間に150単語を読む必要があります。読む速さの単位wpm(words per minute)で言うと、150wpmです。
では、その速さをどうやって身につけるかが問題ですが、やみくもに文章を速く読んだとしても、内容の理解ができないので、意味がありません。
私の場合、スピードをつけるのに役立った勉強は、「語彙を増やす」と「文法知識をつける」という基本的なことでした。「急がば回れ」みたいな話で恐縮ですが、事実そうだったから仕方ありません。
ぶっちゃけて言うと、語彙力と文法力があれば、自然と速く読めるようになります。
英会話の勉強を取り入れるのもTOEICに役立つ
TOEICはそもそも日常場面とビジネス場面の英語力を問う試験です。であれば、日常英会話とビジネス英会話の実力がついていればスムーズに解けるはずです。
TOEIC対策ばかりやっていて、成績が頭打ちになってしまっている人は、英会話の勉強をしてみると、気分転換にもなり、これまで学べなかった知識も得ることができるでしょう。
特にPart2(応答問題)などは、英会話フレーズが頻出します。英会話の勉強がリスニングセクション全体のスコアを底上げしてくれます。
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