2018年10月に発売された「公式TOEIC Listening & Reading 問題集4」を解きました。実際の私のスコアを紹介しつつ、難易度や感想も書いていきます。
ちなみに、これまでの公式問題集の難易度については、以下の記事にまとめてあります。興味のある方はぜひどうぞ。
【参考】私のTOEICスコア
私は2017年7月に公開テストで910点を取得、2018年7月のIPテストでは865点という結果でした。大体900点ぐらいの実力だと思ってもらえればと思います。

早く950点に到達したい…
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集4」の特徴
公式問題集については、今更説明するまでも無いと思います。しかし、初めて使用する人もいるかもしれないので、簡単に収録内容の紹介をしておきます。
テスト2回分(計400問)を収録
本番と同じクオリティーの問題を計2回解くことができます。他にも、本の始めにはTOEIC試験の概要説明だったり、各パートのサンプル問題だったり、公式問題集の使い方なども記載されています。
解答・解説・和訳・音声スクリプト掲載
問題の答えや解説、リスニング問題の英文、日本語訳が付いています。また、パート3・4・6・7の問題に登場した語句や表現も載っています。
このように詳しい解説が付いているので、解いた後に公式問題集を使って復習が可能です。
公式スピーカーによる音声CD付き
公式問題集の音声は、TOEIC本番も担当しているネイティブスピーカーによって収録されています。この本を使ってリスニングし、慣れておくことも対策の一つです。
音声はPCやスマホに直接ダウンロードも可能です。その際には「audiobook.jp」への会員登録が必要になります(ちなみに私はCDから取り込む派です)
参考スコア範囲換算表付き
テスト終了後、自分の素点(正解数)を知り、参考スコア範囲換算表を参照すれば「おおよその点数」を予測できます。
しかし公式問題集の換算表は範囲が広く、詳細なスコア予想はできません。そのため、私は後述する計算式を使ってスコアを算出しています。
解いた結果・点数
それでは実際に私が解いてみた結果を記載します。詳細なスコアを算出するのに使った計算式は以下のとおりです。
リスニング…不正解数から4を引き、その数字に5を掛け、495点から引く(例:不正解数8問なら475点)
リーディング…不正解数から2を引き、その数字に5を掛け、495点から引く(例:不正解数8問なら465点)
「TEST1」のスコア
素点 | スコア換算 | |
Listening | 92 | 475 |
Reading | 91 | 460 |
TOTAL | 183 | 935 |
ちなみに、各パートの「正解数/問題数」は以下のようになりました。
- Part1…6/6
- Part2…25/25
- Part3…34/39
- Part4…27/30
- Part5…27/30
- Part6…15/16
- Part7…49/54
「TEST2」のスコア
素点 | スコア換算 | |
Listening | 93 | 480 |
Reading | 84 | 425 |
TOTAL | 177 | 905 |
各パートの「正解数/問題数」は以下のとおりです。
- Part1…6/6
- Part2…24/25
- Part3…36/39
- Part4…27/30
- Part5…28/30
- Part6…12/16
- Part7…44/54
解いた感想・難易度について
全2回のテストを解いてみて、予想スコアは935点・905点ということで、本番の点数とほぼ同じという結果が出ました。以下に細かいポイントも含めた感想を記載します。
以前の新形式公式問題集より難しい?
結果を見ると、これまでとほぼ変わらない点数を取れてはいるのですが、解いている最中は難しく感じました。しかし、本番も難化しているという巷の噂ですので、これが公式レベルなのでしょう。
展開やシチュエーションが捉えにくい
全体的な傾向として、話の展開やシチュエーションでありがちなものが減り、内容をつかみにくい問題が増えてきていると感じました。
同じような文章だと、解答者(我々)が徐々に対応してくるので、問題作成者もいろんな変化を付けるのでしょう。
パート2に簡単な問題が少ない
パート2「応答問題」について、ハッキリ正解だと分かる選択肢が少ないと感じました。結果的にはほぼパーフェクトでしたが、自信を持って解けたのは半分くらいです。
なんだか素直な問題が少なくて、ひねくれているんですよね。「もっと素直になれよ!」と言いたいです。
パート3で全滅した会話があった
TEST1、Part3「会話問題」における一つの会話で、話の内容が全くつかめず、設問3つを全て間違えてしまいました。逆に言えば、一つ二つ全滅しても、900点超えは可能ということでもあります。
聞き取れなかった問題があっても、すぐに気持ちを切り替え、解答ペースの維持を心がけることが攻略のコツだと改めて感じました。
リスニングに訛りの強いスピーカー登場
TEST1、Part4「説明文問題」にて、オーストラリア人男性スピーカーによる音声問題がありましたが、すごく訛っていて、なおかつ話すスピードも速いと感じました。
もっとゆっくり、できれば戦場カメラマンの人ぐらいゆっくり話してもらいたいです(本文とはなんら関係ありません)
まとめ
ということで、現時点で最新の「TOEIC公式問題集4」を解いてみた結果は以下のようになりました。
基準となる私のスコア | 910点 |
今回のスコア(TEST1) | 935点 |
今回のスコア(TEST2) | 905点 |
点数的には、公開試験の結果とほぼ同じスコアとなり、問題の印象は、以前の公式問題集シリーズよりも難しいと感じました。
しかしながら、私が本番を受験した時も難しいと感じたので、それを思えば本番と同レベルの難易度と言えます。
安定のクオリティ、おすすめできます。
公式でない問題集と比較すると、価格はやや高めになってしまうものの、やはり公式問題集で練習しておけば安心です。費用と時間に余裕のある方は、本番前の予行演習に、この最新版問題集の活用をおすすめします。