「英文法」勉強するのダルいですよね。よくわかります。しかしながら文法は英語学習で避けて通れない道なのです。
今日は概して苦痛を伴う文法学習を、必要なところだけ、効果的にかつ要領よく勉強できるスマホアプリ「Grammar in Use」を紹介します。
目次
「Grammar in Use」シリーズの概要と種類

書籍版は世界的なベストセラー
元々は書籍版が有名で、イギリス英語版・アメリカ英語版があります。ノンネイティブの文法学習における王道ともいえる教材です。
勉強のやる気がメチャある人は、書籍版でもいいと思います。練習問題数や収録文法事項も書籍版のほうが多いと思います。
ちなみに、私は英語で書かれた書籍版も10年以上前に1~2周やりました。しかし、数年前にアプリ版が発売されてからは、その便利さが気に入り、もっぱらアプリ版を利用しています。
「Grammar in Use」の難易度と注意点

アプリ版は説明文が英語なので注意
今日紹介する「Grammar in Use」アプリは全編英語です。私(大学受験経験者)は最初から英語版で理解できましたが、中学生レベルの英語が身に付いていない超初心者の方にとっては難しいかもしれません。
アプリ版の難易度の目安
TOEIC550点(CEFR:B1~B2、英検2級)以上というのが、英語版書籍(中級レベル)における対象者の目安です。アプリ版も中級レベルですから、難易度は同等であると思われます。
個人的には、ノンネイティブ向けの分かりやすい英語で書かれているので、もっとレベルが低い人でも使えると思います。実際、私は初心者レベルの時から英語版書籍(中級レベル)を使っていました。
初心者には日本語版書籍もオススメ
あなたが英語学習の入門者で、英語での説明が理解できない、もしくは日本語をベースに勉強したいならば、「Grammar in Use」の日本語版テキストブック「マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)」をおすすめします。
「Grammar in Use」アプリの特徴と感想
アプリ版ならではの活用法がある
アプリ版は書籍版と比べ、かさばることが無く、筆記用具やノートも要らないので、圧倒的に気軽に勉強できます。また携帯性と操作性にも優れていますし、音声も内蔵されています。
そして何より、ベッドでゴロゴロしながら勉強できる。このことは私のような怠け者にとって最重要事項であります(キリッ)
学習できる文法知識は幅広い。非ネイティブならこれだけで充分
TOEICに出題される文法範囲は当然収録されていますし、TOEICには出題されないような文法も収録されています。
「Grammar in Use」だけでノンネイティブとして十分な文法知識を得ることができます。このアプリで学ぶことで、もうアナタは英語圏ならどこでも生活できるレベルになります(たぶん)
例文はイギリス発音のリスニングが可能
例文は音声付きで、スマホをタップするとイギリス英語の音声が流れます。イギリス英語の学習教材は、普段触れる機会がなく、苦手としている学習者も多いはずです。
TOEICにはイギリス人のナレーターが登場するため、その独特の発音にこのアプリで慣れておきましょう。
練習問題はゲーム感覚で楽しめる
練習問題はタップして単語を空所補充したり、正しい文章を選択したりと、ゲーム感覚で楽しめるような作りになっています。
- ユニットは全部で145単元
- イラストや音声付きで分かりやすい
- 練習問題は楽しく取り組める
「Grammar in Use」アプリの使い方・勉強法

まずは苦手・知らない文法事項(Unit)を選ぼう
学習できる文法事項は、全部で145ユニットもあります。最初に取り組むべきは、自分が苦手だったり、まだ知らない文法事項です。
苦手分野を学んでスコアアップ
なぜかというと、苦手分野や、未知の分野の方が、学習による伸びしろが多いからです。苦手分野を手当てすることで、大幅なスコアアップが期待できます。
正直、最終的にはアプリに入っている全ユニットをコンプリートすべきなので、Unit1から順番に消化していくのでも構いません。
学習を進める過程で、基本的な文法事項にも新たな発見があったり、ネイティブスピーカーの文法の運用感覚などを学べます。
1つのユニットに説明編と練習編がある
1つの文法項目(Unit)は「説明編:Explanations」と「練習編:Exercises」に分かれています。学べるユニットは全部で145と、たくさんの文法知識を学習できます。
説明(Explanations)を読んで、練習(Exercises)にチャレンジ
説明編はイラスト付きの簡易な英語で記載されており、理解しやすいです。説明をよく読んで、必要に応じて音声を聞いたりしながら理解度を高めます。
次に、練習編に進みます。練習は画面をタップし、空所補充や選択をします。練習編は問題文も当然英語ですが、いい感じにTOEICのトレーニングになります(TOEICも問題や選択肢は英語です)
あとは内容をこなすだけ。スキマ時間も有効活用しよう。
個々のユニットの学習にあまり時間はかかりませんが、何せ145ユニットもあります。空いている時間を使ってどんどん消化していきましょう。このアプリならば、細切れの学習時間でも、コツコツ継続することができます。
TOEIC対策のメインは「単語力」と「文法力」
「Grammar in Use」を1周する頃には、TOEICの点数も上がってくるはずです。身も蓋も無いですが、TOEICなんて、誰でも単語力と文法力さえつければ、嫌でもスコアアップするのです。
というわけで、勉強法に悩むヒマがあったら、アプリ「アルクPowerWords」で重要英単語リストSVL12000のインプット、そして「Grammar in Use」で文法知識のインプットをしましょう。愚直に取り組めば、おのずと成果は現れます。信じる者は救われます。
アプリで楽に勉強しても実力は付く
もしかしたら「アプリでゲームをするように勉強しても効果無いんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
私はコレで、TOEIC900点を取得できた
私の場合は、TOEIC900点を取るための文法知識に、あと一歩足りないというときに、このアプリに出会いました。
1~2周して文法事項をおさらいすることで、知識に穴が無くなり、900点を超えることができました。ゲームのように軽くポチポチやっているだけで文法知識が身に付きます。
頑張らないで、少しずつ継続しよう
文法の知識や英単語は一回で覚えられないかもしれません。しかし、間違えた問題を繰り返し学習すれば、必ず英語力は上がっていきます。
今日紹介した「Grammar in Use」は、あまり苦労せずに文法力をつけることができるので、私のお気に入りアプリです。興味のある方はぜひお試しください。
私が実際に使ってきた、おすすめアプリをまとめて紹介します。参考にどうぞ。
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