こんにちは!英語好きのEIGOBOY(@eigoboy_)です。
自分の英語力を知るためには、TOEICや英検など、有料の資格試験を受けるのがベストです。しかし、毎回受けていたらお金も、時間や手間もかかります。
そこで活用したいのが、無料かつ短時間で受けられるウェブサイト上の英語力診断です。いくつかの問題に答えるだけで、手軽に自分の英語力が確認できます。
今回はそのようなサイトの紹介と、私(TOEIC900点)が実際に受けた結果も記載します。
目次
テストの前に…「CEFR」って何?
今回いろいろなサイトで英語力判定を受けてみて、気付いたのですが、多くのサイトでCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を結果判定の指標に使っています。
CEFRの詳細については、長いので割愛しますが、英語能力を下から「A1、A2、B1、B2、C1、C2」の6段階に分類したものです。Wikipediaのページなどには、各レベルの詳細説明や他の資格との比較対照表が載っています。
それによると、TOEIC900点である私のレベルは大体「B2~C1」の間ぐらいだと思われます。
英検公式サイト「英検級 かんたん測定」
まず最初にやってみたのが、自分に合った英検受験級の目安が分かる「英検級 かんたん測定」です。CEFRに基づいて、「単熟語」と「文法」のレベルが判定されます。
テスト内容と難易度
全体として、問題自体はそれほど難しくありませんでしたが、制限時間(語彙10秒・文法20秒)があるのがクセ者です。特に文法問題をじっくり考えることができないので、正解率が下がります。
受けてみた結果

とても見やすい結果画面。
結果は、上の画像のようにグラフで表されます。私の場合は、語彙は「C2」と非常に良かったのですが、文法が「B2」と足を引っ張ってしまいました。文法をもう一度勉強しなおす必要がありそうです。
このテストを受けたことで、自分の弱点をあらためて把握することができました。語彙と文法、それぞれのテスト結果が出てくるのはありがたいですね。
2018年11月6日追記
ブログ読者の方より連絡をいただき、「文法はB2より上にならないのでは?」とのことです。どうやら、黄色い矢印の範囲内で判定されるものと思われます。情報提供ありがとうございます。
ちなみに、私が普段使っている「英単語」と「英文法」のアプリは以下の記事です。参考にしてみてください。
NHKテキスト「英語力判定テスト2018」
次に、NHK出版が公開している「英語力判定テスト2018」を受けてみました。2018と書いてあることから分かるように、毎年問題が更新されます。このテストを受けて、自分のレベルにあったNHK出版のテキストを買ってね、という趣旨でしょう。
テストの概要を以下に引用します。
この「英語力測定テスト」は 文法問題 会話・表現問題 リスニング問題 の3つで構成された簡便な英語テストです。基礎編 応用編 に分かれており、問題数はそれぞれ15問。解答はすべて選択式なので15分程度で行えます。
というわけで、早速「基礎編」と「応用編」の両方をやってみました。
「基礎編」テスト内容と難易度
「文法」問題は基礎的な内容で、「会話・表現」問題も文法の延長のような感じでした。基礎編と言うだけあって、難易度は高くないです。「リスニング」問題も、会話のスピードはゆっくりで、2回話してくれます。
受けてみた結果

基礎編は満点でした
私の結果は150点と、満点を取ることができました。おじさん嬉しかったです。ちなみに、基礎編は満点を取っても「B1」レベルと判定されます。やはり問題が易しめなのでしょう。
ちなみに、結果画面では各パートの点数や解答を確認できたり、受験者の分布と自分のレベルが分かる得点グラフを見たりすることができます。
「応用編」テスト内容と難易度
次に受けたのは「応用編」です。中級レベル以上の英語学習者は、こちらのテストを受けたほうが良いでしょう。
「文法」は基礎編同様に、オーソドックスな文法知識のテストです。しかし「会話・表現」はクセがあると感じました。普通に英語を勉強しているだけでは答えられない、慣用表現のようなフレーズが出題されます。
「リスニング」は、TOEIC Part3・Part4の問題に似ています。普段TOEICの勉強をしている人なら、違和感なく取り組めるでしょう。
受けてみた結果

悪くないポジション
私の結果は2問ミスの130点でした。レベルは「B2~C1」とのことです。ちなみに、全受験者の平均点も見れますが、応用編の「会話・表現」だけやたら低くて20点です。ちょっと難しすぎるんじゃないかなぁ(負け惜しみ)
ケンブリッジ大学英語検定機構「レベルチェックテスト」
次は、ケンブリッジ英検を開発、提供している「ケンブリッジ大学英語検定機構」です。公式サイトに以下の記載があり、一般用と中高生用、2種類のレベルチェックテストを受けられます。
無料のオンラインテストで、英語レベルのほか、最適なケンブリッジ英語検定を判定します。あらゆるレベルに適したテストがあり、最後に英語力向上のためのアドバイスが提供されます。
「一般英語」テスト内容と結果
TOEIC Part5のような、文法・語彙問題が全部で25問出題されます。制限時間はありませんが、後半は少し難しい問題もありました。
私の結果は、25問中19問正解で、CEFRだと「B2」レベルでした。まあこんなものでしょう。
「中高生対象英語」テスト内容と結果
私はいい年をしたおっさんですが、続いて「中高生対象の英語テスト」をやってみました。
中高生用の方が簡単なのかと思いきや、そんなことはありません。前半は会話の受け答えなどが中心で、難しかったです。ちなみに、後半は易しめのTOEIC Part5のような問題でした。
結果は25問中17問が正解で、CEFRだと「A2」レベル、ずいぶんと低い結果でした。おっさんが若者向けのテストを受けたので、バチが当たったのでしょうか。
EF SET イングリッシュテスト
次に挑戦したのは「EF SET イングリッシュテスト」です。私はこのテストについて知らなかったのですが、公式サイトに以下のように記載がありました。
世界初の無料標準オンライン英語テストEF SETは、世界トップクラスの言語教育評価専門家や応用言語学者、データサイエンティスト、デザイナー、教師らが、3年以上に渡り開発を実施してきた英語テスト。受験料不要で正確な英語力を測定できる唯一の英語テストです。
ちなみに、全部で3種類のテストが受けられます。
・簡易版(15分)
・EF SET(50分)
・EF SET Plus(120分)
今回私が挑戦したのは15分で済む簡易版です。時間とやる気のある方は、よりボリュームのある正式版をやってみてはいかがでしょうか(他人任せ)
簡易版 テスト内容
問題はリーディング(英文法と語彙力)とリスニングです。リーディングはTOEIC Part5の難易度を上げた感じ。リスニングは音声が短く、それほど負荷はありませんでした。
テスト終了後には、簡単なアンケート(性別・生年・居住地)もありますが、詳細な個人情報は入力しなくても結果を見ることができました。
受けてみた結果

84%の「準上級者」レベル
サイト内の情報を見てみると、この簡易版テストでは、1~60%がBegginer(初学者~初心者)、61~85%がIntermidiate(中級者~準上級者)、86~100%がAdvanced(上級者~熟練者)のようです。
私は84%なので、CEFRだとB2レベル(準上級者)だと思われます。あと2%で上級者の仲間入りだったのですが、惜しくもIntermidiate(中級)レベルの壁を越えられませんでした。
ところで「英語上級者」って憧れますよね…。いつの日か胸を張って「私の英語力は上級者レベルです!キリッ」と言えるようになりたいです。
英語レベルチェックのまとめ
というわけで、今日は全部で4つの無料で受けられる英語力診断に挑戦し、CEFR基準だと以下のような結果となりました。
・英検「英検級 かんたん測定」…単熟語…C1、文法…B2
・NHKテキスト「英語力判定テスト2018」応用編…B2~C1
・ケンブリッジ大学英語検定機構「レベルチェックテスト」一般英語…B2
・EF SET「イングリッシュテスト」簡易版…B2
結論:英語力は正確に判定された
最初にも書きましたが、TOEIC900点の私は、CEFRだと「B2~C1」レベルだと思うので、今回受けた4つのサイトは、すべてほぼ正確に判定されたようです。
皆さんも、英語学習の合間に、無料の英語力チェックテストを受験してみてはいかがでしょうか。
結果が良ければモチベーションも上がりますし、出来なければ現時点の弱点が分かるので、今後の英語学習に活用できますよ。