外国産?で評判の良い語学アプリに「Duolingo:デュオリンゴ」と「Memrise:メムライズ」があります。
私は両方を使っていて、結論から言うと「どちらもおすすめ」ですが、今日は両アプリを比較し、それぞれのメリットやデメリット等の感想をレビューします。ちなみに、どちらも無料版のアプリでの比較です。
Duolingoの良い点
まず最初に、デュオリンゴのメリットを紹介します。私は400日以上継続してデュオリンゴで英語を勉強しましたが、その時の感想やレビューは、以下の記事にまとめました。
継続学習させる仕組み

一日のノルマを達成すると祝ってくれます。
Duolingoの優れている点として、学習習慣を付ける仕組みが整っていることがあります。とにかく、毎日勉強を続けるように促されます。
メニュー画面にも連続日数が目立つように表示されていますし、リンゴット(アプリ内通貨みたいなもの)を消費して、継続日数の維持も可能です。また、様々な記録達成を確認できる「アチーブメント」の機能もあります。
- 連続日数を賭けたチャレンジも可能。
- 学習意欲を高める「アチーブメント」機能
そのため、なんとなく途切れてしまうともったいない気がして、勉強を毎日続ける習慣が出来ます。
Memriseにも連続記録は表示されたりしますが、Duolingoほどは強調されません。英語学習をサボりがちになってしまうという人は、Duolingoを使えば毎日しつこく勉強を促してくれるでしょう。
文法とスピーキングが学べる

簡単な発音練習もできます。
Duolingoは学習単元に文法事項も含まれており、問題形式には一応スピーキングもあります。そのため、Duolingoの方が、英語を総合的に学べる印象があります。
対してMemriseは、有料(Pro会員)ならば発音練習もできますが、無料の機能には含まれていません。文法をテーマにした単元はありますが、あくまでフレーズを暗記していくスタイルです。
本格的な学習は別アプリで
ところで、個人的には文法と発音をしっかり身に付けるなら、他の有料アプリを使った方が効率的だと思います。
DuolingoとMemriseは、あくまでゲーム的に言語を学ぶコンセプトなので、専門的にガッツリと勉強するのには向いていない感があります。
月額980円(税抜)でリスニング・スピーキング対策ができるコスパ最高アプリ
リクルート「スタディサプリEnglish日常英会話コース」のレビュー記事へ
英文法を手軽に学べるアプリ
文法のおすすめアプリ「Grammar in Use」の記事へ
その他、私のおすすめアプリ
発音練習ができる「real英会話」を含む、おすすめアプリの記事へ
SNS機能がある

クラブでは様々な課題に挑戦できます。
Duolingoには、他の利用者とコミュニケーションを取りながら学習できる「クラブ」という機能があります。一つの課題に対してみんなで取り組んだり、学習記録をクラブ内ランキングで競い合ったりできます。
対してMemriseは、PC(パソコン)版には他者と係わる機能があるようですが、アプリ版にはそのような機能はありません。
あなたが他の利用者と一緒に勉強したいタイプならば、Duolingoの方が楽しく勉強することができるでしょう。
Memriseの良い点
英単語やフレーズを効果的に暗記できるのがMemriseの特徴です。ダウンロード数はDuolingoの方が多いでしょうが、Memriseも負けず劣らず優秀なアプリです。
学習テンポがいい
DuolingoとMemriseは、ぶっちゃけ似たようなインターフェイスのアプリではありますが、Memriseの方が少しだけテンポよく使えるように工夫されているように感じました。
正誤判定がスムーズ
英作文問題をする際、Duolingoは文章を作った後「送信する」をタップする必要があります。一方、Memriseは作った文章が正しければ、自動的に正解と判定されて次の問題に進みます。非常にテンポが良いです。

英作文が自動判定でスピーディー
たった1回のタップ数なのですが、何回も練習するアプリなので、感じるストレスは大きな差になります。
不正解になりにくい
Memriseは、正解の文章ができるまで何度でも文章作成にトライできますし、ヒントも使うことができます。

ヒントも使えて、やり直しも可能。
一方、Duolingoは「送信する」を押した時点で正誤判定されるので、不正解になることも多いです。考えた末に「残念、間違いです」とか言われ、やり直しになると、ちょっとムカつきます。
私は気分良くスイスイ勉強したいので、先に答えを教えてくれて、スムーズに勉強できるMemriseのシステムの方が好きです。まあ、この辺りは人それぞれ好みがあるでしょう。
負荷が小さい、疲れにくい
上記の「学習テンポが良い」に関連しますが、Memriseの方が課題に対しての負荷が少なく、疲れにくいように感じます。その理由として、2つのアプリの「出題方法の違い」が挙げられます。
暗記した後、問題で確認
- Memrise…「英単語・フレーズを覚えてから、問題に答える」
- Duolingo…「まず問題に答える、そして正解・不正解がわかる」

Memriseは暗記してから問題練習。
先に答えを知り、おさらいのような形で問題に答えるMemriseの方が、頭を使わないので学習の負荷が小さいです。私のように、あまり頭を使いたくない人は、何も考えずにひたすらMemriseをやれば英語力も上がるでしょう。
繰り返しが重要
これまでの私の経験から言うと、英単語の暗記に頭を使う必要はありません。大事なのは、繰り返すことです。
ちなみに、何度も繰り返すことで、私が12,000語までボキャブラリーを増やすのに活用したのは「アルクPowerWords」アプリです。以下の記事で使い方をまとめましたので、参考にしてみてください。
Memriseの方が音声が良い
収録されているネイティブスピーカーの音声は、Memriseの方が断然良いです。Memriseは、ネイティブスピーカー男女2種類を聞くことができますし、話し方も非常に洗練されています。
一方、Duolingoは機械音声のような感じの音声で味気ないです。ゆっくり話してくれる機能はありますけどね。
まとめ
DuolingoとMemriseを比較した内容をまとめると、以下のようになります。
- Duolingoのメリット:勉強の習慣づけ、総合的な英語学習ができる。SNS機能が充実。
- Memriseのメリット:テンポが良い。負荷が小さい。ネイティブ音声が最高。
そんなわけで、どちらのアプリにも長所と短所があります。しかし無料のアプリなので、気軽に両方を試してみて、使いやすいと感じたほうを続ければ良いかなと思います。
今日は、評判の良い2大英語学習アプリの感想を書きました。あなたの英語学習の参考になればうれしいです。
ちなみに、現在私が使っているアプリは【スタディサプリ ENGLISH】日常英会話コースです。
無料でも使えるデュオリンゴ・メムライズと違い、スタディサプリは有料です。しかし内容や機能面が非常に充実しています。
もし月額980円(税抜)ほどの出費が許容範囲であれば、スタディサプリも検討してみてはどうでしょうか。
スタディサプリ日常英会話コースの使い方や感想は以下の記事にまとめました。